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2010年9月 8日(水) 19:30 JST

英訳市場の現況と動向

通帳の英訳市場に関する現況と動向について翻訳会社ソリュテック(翻訳サービス合同会社)のリポートです。

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○ 通帳の英訳市場に関する現況

昨年、すなわち2009年の今頃、通帳の英訳市場は大活況を呈しておりました。 これは、イギリスの Youth Mobility Scheme (Tier5 ) ビザ (というよりワーホリ・ビザと言った方がわかりやすいかもしれませんが) の申請に伴う通帳の英訳需要の伸びによるものです。

しかし、今年はというと、そのワーホリ・ビザ の申請人数が1月半ばに早々と定員に達し、募集が締め切られたため、現在は通帳の英訳市場は閑散としており、留学や移住、そして退職者向けのステイ・プログラムなどといった用途とおぼしきご依頼が散発的にある程度です。 

さらに、ワーホリ・ビザ の申請における資金証明の手段も、通帳だけでなく銀行が発行する英文の残高証明でも良くなったため、銀行から英文の残高証明を手軽に入手できる人にとっては、そちらの手段も有力な選択肢となり、ますます通帳の英訳市場におけるパイは少なくなってまいりました。

市場原理から、当然の如く少ないパイの奪い合いということが起こるわけで、翻訳会社間の競争は熾烈を極め、翻訳料金も低コスト体質の翻訳会社であっても採算ラインギリギリといった所にまで低下しております。

翻訳会社ソリュテック(翻訳サービス合同会社)では現在、口座情報の翻訳が翻訳証明書が付いて 2,100円(消費税込) という料金設定でご提供させていただいておりますが、インターネット上で確認できる限りにおいては現在これが最安値であり、翻訳会社ソリュテック(翻訳サービス合同会社)以外で通帳の英訳サービスを提供している翻訳会社のほとんどは 3,150円(消費税込) に料金設定しているようです。

通帳の英訳市場の成長を期待して参入した翻訳会社は多かったのですが、現状では多くの翻訳会社が、この市場における競争を諦めた感があり、アクティブに活動しているのは、翻訳会社ソリュテック(翻訳サービス合同会社)のほか数社ほどとなりました。


○ 通帳の英訳市場と翻訳会社の将来予測(短期)

上述のとおり、市場の縮小に伴いプレーヤーが減少してきたわけですが、今後、通帳の英訳を必要とする新しい需要が創出される可能性は極めて低く、更にこのセグメントにおける翻訳会社の淘汰は進むものと予想されます。

翻訳会社ソリュテック(翻訳サービス合同会社)は、低コスト経営で体力があること、過去に利用した顧客から口コミで広まり支持基盤が出来ていること、ビザ申請に関連性のある戸籍謄本の英訳で強みを持っていることからビザ申請書類の英訳という括りで顧客を取り込みやすいことなど、市場競争力は高く、他の翻訳会社との競争には勝てると考えております。

但し、安泰かと言うとそうでもありません。 と言うのも、ワーホリ・ビザ の申請における資金証明の手段が銀行が発行する英文の残高証明でも良くなったため、通帳の英訳という手段が、銀行が発行する英文の残高証明による手段を上回るメリットを持たなければ、利用客が減少すると考えられるからです。

そのような課題はあるにせよ、他の翻訳会社と比較すれば優勢であり、一定の利用者は確保できるでありましょうから、最終的に生き残ると考えられます。


あと、どういった翻訳会社が生き残るかをいうことを考えますと、駅の近くや申請書類を提出する窓口の近くにある翻訳会社で、持ち込んだらすぐ処理してくれるという翻訳会社は、翻訳料金がそこそこ高くても駆け込み寺的に利用するお客さんはいるかもしれません。

但し、ワーホリ・ビザ の申請における資金証明の手段が銀行が発行する英文の残高証明でも良くなったことから、銀行でもそこそこ待てば英文の残高証明が発行される可能性があり、その浸透に伴い、高い翻訳料金を払ってまでもそういった駆け込み寺的な翻訳会社を利用する方というのは減少していくのではないかとも予想されますので、どこまで生き残る可能性があるかということについては不確実であると考えられます。


以上のことから、来期のワーホリ・ビザ の申請における資金証明の手段では銀行発行の英文残高証明が本格化し、通帳の英訳ニーズは更に減少となり、翻訳会社の市場撤退は進むであろうと予想され、通販型では翻訳会社ソリュテック(翻訳サービス合同会社)が最も高いシェアを確保して生き残り、実店舗型では、駅の近くや申請書類を提出する窓口の近くにある翻訳会社がうまくすると生き残ることができるかもしれないといったところではないかと考えられます。

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